【講評・ボーダー変化予想】最新令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学 【全問解説動画付き】
- 2月27日
- 読了時間: 9分
更新日:3月1日
目次

【令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:講評・ボーダー予想】
まずは令和8年度愛知県公立高校入試数学の難度に関して所感を書いていきます。
結論、【難化】です。
他教科も加味してボーダーは下がると思います。
その主な原因は大問2にあります。
大問2は全4題の内、2点問題が3つ!
数学の得点はここができるかどうかが鍵なのですが、今年は1問しかとれない、もしくは全滅なんてことも結構あると思います。
層別では以下のようになると予想します。
上位~中上位は得点低下(大問2の難化による)→ー1~ー2
中下位は得点上昇(後述の大問3①の易化による)→+0.5
下位層は変化なし(後述の大問3①が取れないと予想するので)→±0
※令和8(2026)年度英語に関する分析記事はこちらになります。

【令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:問題別難易度分析】
ここから、大問毎の難易度について触れていきます。
<令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問1>
【例年通り】差がつくのは(7)(9)(10)だと思います。
<令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問2>
(1)【難化】パターン数を数える問題ですが、選択肢が6つもあり、とにかく時間がかかりました。
また、それぞれの条件のかみ砕きも簡単ではなく、数え漏れも発生しやすいです。昨年の箱ひげ図を使った推論よりはかなり失点しやすくなっています。
過去同レベルかそれ以上も出題されていますが、平均よりも高いレベルの問題です。
(2)【やや難化】久しぶりに最短=直線条件が出ました。過去、数年で1度ぐらいのペースで使われているエッセンスです。
過去問演習の中でこの要素は触れていると思います。(確か立体に線を引き展開図で考える大問3の問題だったはず)
ただ、その発想を使えても面積の出し方は例年通りの歯ごたえですので、最短=直線条件がのっかった分得点率は下がっていると思います。
(3)【やや難化】②マークシートから採用されている関数グラフの交点を数える問題。
本質的には変わっていませんが、動点3つの内1つの動点がやや不規則な動きの設定となっており、設問条件の見落としや条件整理に時間がかかるなど、こちらも難化しています。
<令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問3>
(1)【例年通り】半径を利用した二等辺三角形の切り口で攻めるとうまくいかず思考がとらわれると負けパターンに入ると思います。(二等辺でも解けますが)
(2)①【極端な易化】。あまりに簡単過ぎてびっくりしました。引き算と三平方ができるかを問われました。
例年大問3(2)の②は難しいですが①もそこそこの難度です。それが一気に基礎問題の顔をして出てきました。大問1(10)の方がよっぽど難しいです。
(2)②【例年通り】錯角からの二等辺三角形を見つけ、辺の長さが等しいことを利用する問題でした。このパターンは大問3(2)で使われた記憶はなく、来年度以降の受験生はやや警戒が必要です。
(3)①【易化】(2)①と同じです。立体の①といったらこれ!という問題で、正四角錐の高さを出す問題です。「大将。いつもの」というぐらい慣れ親しんだ問題です。
が、今回はわざわざ底辺に対角線を引いて、頂点から線を下ろし、【直角三角形が丸見えにしてありました】。
例年直角三角形の切り出し方を問う問題だったんですが、何を意図しているのか?と首をかしげざるを得ません。三平方は(2)①で問うたばかりなんですが・・・。
(3)②【例年通り】昨年よりは易化で一昨年よりは難化。立体の切り口の問題なので、必然愛知県公立入試の最高難度になります。
昨年の問題よりは考えやすかったですが、それでも面を3つ取り出して要素を出していく必要があるので、時間も考慮してほぼ解ける人はいないと思います。
【令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:傾向分析と翌年度以降の対策】
今回大問3の①問題が【どちらも三平方の公式を問うだけ】の問題となっており、これまでの大問3①とは全く異なる趣旨の問題になっていました。
中下位層も公式さえ扱えれば解ける問題となっており、点数が底上げされたと思います。
一方で上位層に関しては【①は確実に取れるように!】というトレーニングをしてきているので、肩透かしをくらった感じだと思います。
その代わり、大問2が全体的に難化しており、元々安定感がない中位層の得点が下がり、予想以上に時間を取られた上位層でミスが起きて取りこぼしが起きたと予想します。
2点問題を3問含む大問2が難化したことで、平均は下がると予想します。
もしこの傾向が維持されるならば、大問3①は基礎問題と高難易度の②で構成されることになり、図形公式を複数問う(1)への対策以外はあまり意味がなくなってきます。
ここが変わると公立入試対策がガラッと変わります!
ただ、(2)(3)の①で「三平方」を連続して出題したので、単なる入試問題の作成ミスである可能性が高いです・・・。
当面はまだこれまで通り、【大問3①は落とさないように過去問を完璧にし、②は得て不得手を考慮して対応する】で良いと思います。
ただ、①が基礎問題化したのかは来年度以降も注意深くウォッチしていきたいです。
【令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:問題ピックアップ】
令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問1(7)

👉無理数=「分数にできない数」という”教科書定義”の理解ではなく、無理数=「循環しない無限小数」という”無理数を選べる型まで具体化して理解しているか”が問われています。
毎年、数の性質・関数・線と面の関係・平方根や√・統計など、幅広い単元から「内容理解」を問われる問題が1,2題出題されます。
定期テストのためのその場しのぎの暗記く、きっちり理解をしておいた方が復習も必要なく、結果的にはタイパが良くなります。
令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問1(10)

👉愛知県の公立高校入試数学ではほぼ毎年出題されている裏公式があります。多いときは2題ある場合も!
その裏公式は「ある直角三角形と角を一つ共有する直角三角形は必ず相似(また合同)になる」です。
例年、大問3のキーポイントになることが多い(昨年は大問3(2)①で使用)ですが、今回は大問1に適用されました。
裏公式の内容は「二角が等しければ相似」という表公式と同じ意味ですが、入試では「確実に・素早く」解く必要があります。
だから、【裏公式】として明確に言語化して直感的に反応できるようにトレーニングが必要です。
この問題なら、「DB⊥AC条件から△ACEと△BCDは∠Cを共有。相似だ!」
これぐらいスムーズに流れてくるところまでもっていきたいです。
この裏公式は先述したように”超超超頻出”ですので、来年度以降の受験生は必ず入試までに使いこなせるようにしておきましょう。代表的なマトリョーシカ方式(直角△の先端が直角△、ねじれ方式(直角△の先端だが左右が逆転しており底辺は平行でない)パターンなどがあります。
令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問2(1)

👉いかにミスなく手早く解くかが鍵です。イはアの余事象で処理、エは【a,bともに偶数になる】=3✕3=9と言う計算ですぐに候補から外す、オは【素数✕1or1✕素数】という条件理解ですぐに候補から外す、といった手早い処理が必要でした。
確率の問題は「書き出して処理する」という人が多いと思いますが、こういった問題が出てくると厳しくなります。
上位層は一段上のアプローチができるようになっておくと安心です。高校で習うPやCの公式を先取りしておくのもおすすめします。
令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問2(2)

👉「線分BCの長さと線分CAの長さの和が最小」の部分。久しぶりに最短=直線条件が出題されました。
先述の裏公式程ではありませんが、数年に1回出題されるもの(他には等積変形など)もあります。高得点を目指す場合は、過去問で使ったエッセンスは全て身につけるつもりでいてください。
この問題は理科の鏡の作図のように、A点をy軸に対象移動してA’を作り考えることになります。
令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:大問3(2)

👉①は単にFD=12-3=9㎝。AD=12㎝より、FDとADの二乗=AFの二乗という三平方の公式の当てはめです。ここまで大問3①で簡単なのは、過去なかったです。
逆に言えば「数学苦手だからここは捨て問」とならずに、三平方の基本はしっかり押さえておくと思いもよらぬところで加点ができるかもしれません。(次の(3)①も三平方の公式の当てはめでした)

👉②設問条件の「Fは∠DAEの二等分線」の条件をどう使うかの発想力勝負問題です。【△の頂角の二等分線は底辺を辺の比に分ける】が時々出題されていましたが、このパターンはあまり記憶にないです。
高得点を狙う上位層は、角の二等分線からの派生条件として、来年度以降の受験生はきっちり頭に入れておいてほしいです。
【令和8(2026)年度愛知県公立高校入試数学:全問解説動画】
例年通り、解説動画を作成してYoutubeにアップしております。
記事内容をさらに詳細に確認したい方や解法が気になる受験生に使って頂ければと思います。
また、過去7年分を動画リストとしてまとめておりますので、傾向把握や来年度の受験用に使って頂ければ。
【メディア取材】
名古屋市の守山区と尾張旭市の密着メディアである【とちかつTV】さんに、当塾を取材して頂きました。
サムネにある小中学生の塾選びのポイントだけでなく、教室や授業の様子、通塾生の成績推移、当塾の説明など、ぎゅっとまとまった動画となっています!
ご興味の方は是非ご覧ください!!
【守山個別塾ーモリコベ!ーと関連情報について】
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